建築設計 事例ワダスポーツ( 姫路市 )の 店舗デザイン がJDNのwebサイトに掲載されました。
ー以下掲載サイトより抜粋ー
担当:松本(KTXアーキラボ ヘッドアーキテクト)
創業30年を迎えるワダスポーツの本社・本店の新築移転計画。同社は、独自のガット張り技術である、「和田張」を用いたラケットの工房でもある。
店内には、ラケットを模した巨大な楕円形の構造物が座しているが、これはこの建物の柱・梁を担う実際の構造体でもある。楕円吹抜下には商品となるラケットがオリジナルの什器に並ぶ。ラケットは手に取りやすいようシリーズごとに並べ、グリップの感触、太さ、重さの違いを1本1本握って確かめられるように設計している。
楕円吹抜上部はさまざまなラケットのディスプレイとなっており、木製のビンテージラケットや有名選手が試合で使用したもの、先般の東北大震災の中、奇跡的に姿を留めていたラケットなど、全国から集められた数々の貴重なラケットが展示され、店内はまるで博物館のようになっている。
ワダスポーツの新たな門出となるこの建物は、ワダスポーツの30年の歴史のみならず、ラケットスポーツの文化を次代へと伝える現代のノアの方舟として出航した。