気がついた時にはもう社長へお電話させて頂いていました
振り返ってみると貴社に初めて伺ってから今日まで、本当にあっという間でした。あの頃の私達には何もありませんでした。突然の火災で焼け出され、家財道具すらまともになく、この先の人生をどう歩んでいくのか、岐路に立たされていました。ただあったのは周りで支えて下さったみなさんへの恩返しがしたいという強い思いと、初代から受け継がれてきた楽友軒、その名前と味。そんな中貴社に出逢い、気がついた時にはもう社長へお電話させて頂いていました(笑)
「店舗を造る」というよりも「施主の人生を形にする」
貯金もなく、開業の場所すら決まっていない自分達を受け入れてもらえるんだろうか。施工例を見せて頂いても、自分達ではレベルが違いすぎるんじゃないかだろうか・・・。挙げだせばきりがない程できない理由だらけでしたが、ただただ「貴社しかない!!」という強い思いで突き進んでいました。
社長に初めてお会いした時も、本当に緊張して!!それでもそんな私達を社長・奥様はじめ事務所の皆さんは温かく迎えて下さいましたよね。そして「奥田さん、あなた達はチャンスがいっぱいだ!これからなんです!!一緒に作りあげていこう!!」とおっしゃって下さいました。ミーティングの時も一生懸命私達の想いをくみ取り、形にしてくださる姿。それは「店舗を造る」というよりも「施主の人生を形にする」といった風でした。その人のライフスタイル、仕事に対する情熱、お客様へのおもてなし、それを丁寧に聞き図面にしていく。店舗を多く手掛けてこられたからこその適切なアドバイス。そういったプロセスのひとつひとつが信頼と安心に繋がっていきました。私達の悩みや不安にも「もう親戚みたいなもんやから」と笑って付き合ってくださいましたよね。
社長のチャーミングな笑顔、奥様の大きな優しさ、事務所の皆さんの気さくさがとても魅力的で、事務所へお邪魔するたびに、前へ進む強さと温かい優しさをたくさんいただいた事、今でも忘れません。 工事に入ってからも疑問点にはすぐ答え、真摯に対応してくださる部長さん、永山さん。建設に携わって下さった職人さん達の納得いくまで足を運んでくださる姿。このチームワークこそが”プロ”の仕事なんだと心から感銘を受けました。 7月にオープンし、お陰様で御来店頂くお客様にも大変喜んで頂いております。一度御来店頂いたお客様が、次にはお友達を連れて「ほら、すごいだろ!」とおっしゃっている姿、とても嬉しく思っております。
“想い”の詰まった店舗に恥じぬよう、日々真剣勝負していきたい
ご来店頂いたお客様にお腹も心も満たしていただき、素敵な思い出を作っていただく・・・その想いを大切に、これからも精進していきたいと思っております。 今日の楽友軒があるのは、貴社の御力なくしては考えられません。工事も終わり、お逢いする機会が減ったのは寂しいですが、この“想い”の詰まった店舗に恥じぬよう、日々真剣勝負していきたいと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
豊岡は雪景色、冬本番です。皆様もくれぐれも御身体大切になさって下さいね。
本来であればオープン当初に御礼させて頂くのが筋でしょうが、私たちも予想をはるかに超える忙しさ・・・重ね重ねの御無礼お許し下さい。 長文乱文、失礼致しました。 それではよいお年をお迎え下さい。
楽友軒 奥田厚夫 知里