自分でも驚くほどものの見方が変わり、 アイデアが次から次へと浮かぶようになりました

 

奈良で飲食業を営む私にとって、
姫路を主な拠点となさる松本社長との繋がりはほんの小さな記事を目にしたことから始まりました。
事の始まりは昨年(平成22年の夏)にさかのぼります。
ご承知の通り全国でも屈指の観光地である奈良市内の駅前好立地の複合型商業ビル内で
居酒屋を営む私に、そちらの家主から突然の通知が・・・。

「残念ながら○月某日をもって廃業するに至りました。
ついては、各テナントにおいてはいついつまでに退去すること」

といった主旨でした。
しかし、私自身の代表歴も短くまだまだ小さな会社に過ぎない弊社にとって、
100坪以上ある大型飲食店が近隣に少ないこともあり
年1.5億円程度を売り上げる生命線でもあった居酒屋の閉店は非常に大きなリスクを
伴うものであり、思い悩みました。

というのも、それからしばらくあらゆる不動産屋を訪ね物件を探しましたが、
場所が場所だけに簡単に移転といっても、もとあったような好立地で面積、賃料と同等の物件を
望むことはまず不可能だったからです。

そんな折、何気なく見ていた雑誌のマツヤアートワークスさんの広告に目が留まり、
まぁとりあえず相談はタダだから・・・、と軽い気持ちで早速電話をしてみることに。

「あのー。雑誌でマツヤさんの広告を拝見しお電話したのですが、
ただ単にきれいなだけのお店作りはしない。
戦略的に繁盛店にするトータルプロデュースをしています!

とあります。
私は今、このような事情で悩んでいるのですが、
繁盛店づくりとはどういったことかお話を伺えますでしょうか?」

松本社長
「そらなんぼでもお教えしますよ。
とにかくそちらの事情ももう少し詳しく聞きたいので、明日にでもそちらへ伺いましょうか?」

「あの~、非常に申しあげにくいのですが、私どもは奈良になりまして・・・」

松本社長
「えー。ですから奈良でもどこでもすぐ伺いますよ! そういった事情でしたらお急ぎでしょう。」

そして、本当にその翌日に社長自らおいでになり、
事の詳細を聞いていただきながら候補となっていた物件数か所を一緒に見て回ってくださいました。
いずれも駅前の好立地ではあるものの、
店舗の形状が間口が狭く極端に細長かったり床面の傾斜がきつかったりと飲食業をするには
ハンディの大きなものばかりでしたが、松本社長の視点は180度違うものでした。
ひととおり物件情報と少ない予算などを聞き終えた社長から、一番最初に出た言葉はなんと。

「おもろいやん!」

私にしたら面白いことも何にもなく、ただただ悪条件にすぎない事柄ばかりでしたが、
社長の考えはこうでした。

松本社長:
「寺村さん。話を伺う限りあなたは経営者として立派に成功してらっしゃるが、
それが故に経験からくる経営者特有の固まったものの見方に
とらわれてしまっているのではないか。
ウナギの寝床みたいな形状を逆手にとって、
例えば奥へ奥へと進むごとに全く違う雰囲気の空間が現れるデザインとか、
どこまでも続くような山道をくねくね登りながらその道中にハナレ席や井戸、
その水場近くで土付きの地場野菜を洗って提供するような店舗モデルなど、
一般的なきれいな四角い店舗では逆にできないようなもっとお客様がわくわくするアイデアが
私にはいっぱい浮かんでくるんです。
私にしてみれば、それはあなた自身が視野を広げられればもっと良いアイデアが
いっぱい浮かんでくるはずですし、私が店舗デザインするうえで最も重要視しているのは
その視点を広げる助言や手助けをすることなんです。
それが、見た目の美しさだけで終わる流行を取り入れた一過性の店舗デザインと、
経営者自らがコンセプト作りから参加した
ホンモノの店作りを行うトータルプロデュースの差なんです。」

と。

正直、目からうろこでした。
確かにお金をかけた綺麗でゴージャスな内装の店舗も、見た目だけでは5年、10年と続かない。
長い間、繁盛店として生き残るには、店舗の核になるコンセプト作りをデザインの段階から
しっかり取り込んでいかないと、見た目に内容がそぐわないチグハグなものに
なってしまうのでしょう。
それに気づかせていただいてからは、自分でも驚くほどものの見方が変わり、
アイデアが次から次へと浮かぶようになりました。
そしてひとつ浮かぶごとに松本社長も快く相談にのっていただき、
時には一緒に文献を紐解きながら時間をかけて様々な角度から吟味しながら、
じっくりと店舗デザインを進めることができました。
廃業してしまったビルの家主さん側のご厚意もあり、出会いから構想、そして着工まで
実に1年もの長期間、
今回の移転計画に我がことのように愛を持って一緒にお付き合いいただき、
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

また、オープンしてしばらく経ちますが開店してからも、わざわざ姫路から奈良まで
何度も足を運んでくださり、運営面の細やかなアドバイスやご指導をいただけるので、
こちらもなかなか気が抜けません!?笑
愛情をかけて育てた子供が巣立っていた、きっとそんな想いで見てくださっているのでしょうか。
今度はその愛を、私たちがこの店舗に来てくださるお客様へ少しでも返していけるよう
努力することが、マツヤアートワークスさんへの恩返しになるのかもしれませんね。
また、機会があれば一緒に「おもろい店づくり」ぜひ宜しくお願いいたします!!

 

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